ひらと眼科の流行性角結膜炎(はやり目)治療
ひらと眼科では、流行性角結膜炎(はやり目)の診察・治療を行っております。
問診から個々にあった最適な治療を選択し、患者様の生活環境などを考慮した上で、最適な薬を処方します。
流行性角結膜炎(はやり目)とは
流行性角結膜炎は、はやり目とも言われ、アデノウイルスという菌が結膜に感染して発症する目の病気です。
黒目の周囲から瞼の裏までを覆っている粘膜の部分を結膜といいます。
結膜は、まぶたを開けている間、直接外界と接しているので、病原菌などが付着しやすいです。
その為、アデノウイルスが付着した手で結膜に触れると、そこから接触感染をします。
流行性角結膜炎(はやり目)の主な症状
目の充血、異物感、目やになどといった目自体に感じる症状に合わせて、耳前や顎の下のリンパ節が腫れたり、
圧痛を感じる場合もアデノウイルスに感染している可能性があります。
症状の度合いは人によって違いますが、小児の場合成人に比べてまぶたの裏に白い膜ができる率が高いです。
これは炎症のサインで、目の表面が荒れてしまうこともあります。
こんな症状でお困りではありませんか?
- さらさらとした目ヤニや涙が出る
- まぶたが腫れている
- まぶたの裏にぶつぶつしたものができた
- 目が充血している
以上の症状を自覚している方は、お早めにひらと眼科にご相談ください。
また、目以外にも顎の下や耳前のリンパ節が腫れている、圧痛があるなどの症状が確認できる場合もアデノウイルスに感染している可能性があります。
流行性角結膜炎(はやり目)の治療
現在、流行性角結膜炎(はやり目)に対する特効薬はありません。
アデノウイルスに対して有効な薬がないため、治療としては予防・炎症を抑える点眼薬を用いながらアデノウイルスの抗体ができるまで待ちます。
処方する点眼薬は、目への不快感などの緩和、弱っている角膜にこれ以上他の病原菌が付着し、何かしらの病気を発症しないようにする目的があります。
約3週間~1ヶ月ほどで完治すると言われていますが、体内に抗体ができてくれば、自然と症状は緩和されていきます。
流行性角結膜炎(はやり目)の治療方法
休養をとる
目ぼしい特効薬がないアデノウイルスに対して、有益だと言われている治療法の一つに「休養」が挙げられます。
体内に抗体ができることが何よりの早期回復への近道になるので、積極的に体力をつけましょう。
例えば「十分な睡眠」「栄養バランスを考えた食事」などです。
有効薬による消毒
アデノウイルスには加熱やエタノールのアルコール消毒が有効だと言われています。
通常の消毒液や石鹸ではアデノウイルスを殺菌するのは難しいです。
アデノウイルスの感染力は強く、感染者が触れた家具などに触れ、その手で目を擦るだけで感染します。
感染の可能性を下げるためにも積極的に消毒をして対処しましょう。