月別アーカイブ: 2025年7月

鷹匠裕「愚図の英断」

小説家になった古くからの友達の新作を読了しましたので、紹介させていただきます。

紹介(版元ドットコムからの丸写しです。)

日本国憲法施行後初めて、国会で選ばれた首相であり、吉田茂に怖れられ、マッカーサーに愛された昭和のキーパーソン、片山哲を描く。

昭和100年、戦後80年の今年、昭和史の隠れたキーパーソンが注目されている。
戦後まもなくの昭和22年6月~23年2月に総理の任にあった片山哲(第46代首相)の生涯がノンフィクション仕立てで初めて描かれた。

日本国憲法施行後初めて国会で選ばれた首相・片山は、日本政治史上初の社会党・クリスチャン総理だった。占領下で日本の民主化を着々と進めたが、在任期間が短かったためにこれまでほとんど注目されてこなかった。在任中には「グズ哲」という芳しからぬあだ名も付けられた。

しかし、昭和史の中でその功績を見直すために本書は執筆された。

GHQの支配下にありながらも日本の主権を護り、民主化改革を次々と実現、平和国家として日本を再建していった片山内閣は、現代の日本に大きな影響を残した。もし、片山が舵取りを間違っていたら、日本はアメリカの51番目の州になったか、ソ連の管理下で共産化されていたかもしれない。

さらに護憲運動とともに、政界の浄化を生涯のテーマとして取り組んだ片山の政治家としての姿勢は、現代にも学ぶべき点が大きい。

本書は、片山の出身地である和歌山県の『紀伊民報』に著者が昨年から今年にかけ連載した長編小説を加筆修正し単行本化した。史実に基づき、片山の思い、行動を「英断」としてヴィヴィッドに描き、連載中から「ぜひ出版を」という声が寄せられていた。発刊にあたり、歴史に埋もれた偉人の足跡に光が当て直されることを願う。

以上です。

セーシェル「ココ・デ・メール」

EXPO2025、2025年6月24日コモンズAでアフリカ、ケニアの東、インド洋上赤道少し南の国、セーシェルの展示を見た。

今から41年前の1984年に、セーシェルの中の、首都ヴィクトリアを擁するマヘ島、ヴァレ・ド・メ自然保護区のあるプララン島、数百万羽のセグロアジサシが集まる珊瑚礁のバード島の3つの島を旅行している。プララン島が一番気に入った。

セーシェルを象徴するユニークな植物「ココ・デ・メール」(和名:双子ヤシ)を紹介する。

ココ・デ・メールの実は植物界最大で、重さは最大40kgにも達する。人間のお尻に似た独特の形。現在は世界遺産となっているヴァレ・ド・メ自然保護区が最大の自生地である。

ヴァレ・ド・メの世界遺産登録は1983年にユネスコによる推薦の後、正式登録は1987年。現在は保護が非常に厳格化し、散策路、案内サイン、ビジターセンターが設けられガイドツアーの質も向上、保護と観光の両立を目指す整備が進んでいるという。

1984年当時は道路は舗装されておらず小型バギーで散策したが、現在はバギーは公道走行禁止で、タクシー、電気シャトル、徒歩観光が主流。宿泊施設もコテージから高級ヴィラに移り変わり料金帯も上昇と。

現在のセーシェルは地球温暖化の影響が明確である。とくに海面上昇、サンゴ礁の白化、生態系の変化といった現象が深刻な問題として表面化している。セーシェル政府は「小島嶼国(しょうとうしょこく)の気候変動脆弱性」を訴えるリーダー的存在となり、再生可能エネルギー導入、海洋保護区拡大、ブルーエコノミー政策など気候変動に対応する施策を強化中。

2025.6.29「H-IIAロケット」50号機で終了

2001年8月18日種子島宇宙センター

H-IIAロケット1号機は、2001年8月29日打ち上げに成功した。

画質が悪いが、2001年8月18日付の種子島宇宙センターの写真が出てきた。H-IIAロケット1号機が頭(フェアリング)なしの状態で発射台に立っている。人工衛星などのペイロードはまだ積まれていないだろう。

写真下部に見える白煙は液体燃料エンジンの地上燃焼試験によるものだろうか。

その前のH-IIロケット5号機、8号機の相次ぐ失敗で、まさに後がない状態でH-IIAの開発が行われていたはずだ。

打ち上げを見ることはできなかった。

このH-IIAロケットも50号機をもって終了となった。後はH3ロケットに任された。

ブルキナファソ「国民的英雄の記念碑」

EXPO2025にて、2025年6月23日コモンズD館で西アフリカの国家、ブルキナファソの展示を見た。「国民的英雄の記念碑」の写真が1枚あっただけと記憶している。

地理的にサハラ以南髄膜炎ベルトの中心に位置するブルキナファソは、疾病との戦いに大きな負担を強いられてきた。しかし、この髄膜炎はワクチン普及により徐々に制御されつつあり、現在の貧困の主因とは言えない。

近年急速に貧困を悪化させている決定的要因は、内戦・テロ・治安悪化の方だ。

「国民的英雄の記念碑」の写真は、現在の混迷した政治体制を皮肉ったものだろうか。それとも縋り付くことのできる唯一の誇りの象徴なのだろうか。

アニメ「GQuuuuuuX」ジオン公国ズムシティ公王庁舎に雰囲気が似ている。