月別アーカイブ: 2026年8月

「漱石アンドロイド2.0」との対話

EXPO2025シグネチャーパビリオン、石黒浩プロデュース「いのちの未来」のアップデート「いのちの未来+」が高輪ゲートウェイMoN Takanawaで開催されている。本展に加える形で、二松学舎大学の漱石アンドロイドと自律的な対話を楽しむ場が設けられた。

その体験時間がWebには明記されていなかった。チケットは15分毎の振り分けなので15分程度と思っていたが、たった5分の持ち時間だと。四方山話として漱石2.0の方から、筆者が会場に至るまでの道中について聞かれ、ますます時間が厳しくなった。

漱石作品についての質問。「草枕」の結末、那美の憐れの感情の発露は、非人情から人情への帰還なのか。それとも、非人情は一貫としていて、非人情が人情を取り込んで芸術が完成したのか。漱石2.0は前者の立場だった。「えーえーえーえー、そっちなんですかぁ」とつい声を荒らげてしまった。こちらに負けないような強い思い入れを声の抑揚と身体の動きに含ませて、漱石2.0は自分の作品の解題を示した。

表情の振れ幅は足りないと感じた。石黒浩の公開された動画によると、表情の振幅は簡単に調整可能と。リミッターがかかっていたのか。

時間になったと漱石2.0から告げられた。すぐにアンドロイドはログアウト。

未来館「大南極展」

あまりの暑さから、氷に誘われてお台場の日本科学未来館で「大南極展」を観覧した。会期は2026年7月1日から2026年9月27日まで。南極観測70周年記念の特別展だ。「体験しながら理解できる」展覧会と紹介されている。

1. 本物の南極の氷にさわれる

展示のイントロダクション。歴代の南極観測船模型の展示もあり。白瀬矗の「開南丸」(204t)、筆者の年代が愛着を感じる初代南極観測船「宗谷」(3,800t)、現在の2代目「しらせ」(12,650t)が目を惹く。「宗谷」の小ささに驚く。

右から開南丸、宗谷、ふじ、初代しらせ、2代目しらせ

2. 深層アイスコア展示

ドームふじ観測拠点II。深さ2,499メートルから掘削された、34万年前の空気を含んだアイスコアの実物と、アイスコアの掘削に使用されたドリルを展示。

3. ブリザードを体験

4. 南極は隕石天国

隕石薄片の偏光顕微鏡写真が美しい。

鉄隕石を実際に持って重さを実感した。

展示内容から、EXPO2025日本館展示の火星隕石Yamato 000593が南極で採取されたことがわかった。極地研のサイトに詳しい説明あり。

隕石薄片偏光顕微鏡写真

火星隕石Yamato 000593 (EXPO2025のアルバムより)

5. 南極の生き物

アデリーペンギンと皇帝ペンギン。いぬいとみこの「ながいながいペンギンの話」を思い出した。

6. 地質調査エリア

7. 海洋観測エリア

8. 大気観測エリア

9. オーロラ観測エリア

人工オーロラ発生装置

10. 昭和基地エリア

1957年1月、昭和基地は4棟(延床178m2)の建物から始まり、現在では60棟以上(延床約7500m2)の建物が建てられている。プレハブの木質パネル方式。さらに、高床構造、鉄筋コンクリート基礎、大型建物を鉄骨構造で建設するなど発展。

南極飯!

未来館7階CAFETERIA BLUE、南極クリームソーダで休憩。