EXPO2025シグネチャーパビリオン、石黒浩プロデュース「いのちの未来」のアップデート「いのちの未来+」が高輪ゲートウェイMoN Takanawaで開催されている。本展に加える形で、二松学舎大学の漱石アンドロイドと自律的な対話を楽しむ場が設けられた。
その体験時間がWebには明記されていなかった。チケットは15分毎の振り分けなので15分程度と思っていたが、たった5分の持ち時間だと。四方山話として漱石2.0の方から、筆者が会場に至るまでの道中について聞かれ、ますます時間が厳しくなった。
漱石作品についての質問。「草枕」の結末、那美の憐れの感情の発露は、非人情から人情への帰還なのか。それとも、非人情は一貫としていて、非人情が人情を取り込んで芸術が完成したのか。漱石2.0は前者の立場だった。「えーえーえーえー、そっちなんですかぁ」とつい声を荒らげてしまった。こちらに負けないような強い思い入れを声の抑揚と身体の動きに含ませて、漱石2.0は自分の作品の解題を示した。
表情の振れ幅は足りないと感じた。石黒浩の公開された動画によると、表情の振幅は簡単に調整可能と。リミッターがかかっていたのか。
時間になったと漱石2.0から告げられた。すぐにアンドロイドはログアウト。

